越川橋梁の心霊現象も一部の人の間では有名なもの。第一幾品川橋梁(いくしながわきょうりょう)が正式名称となっていますが、通称の「越川橋梁(こしかわきょうりょう)」で呼ばれることが多い北海道最大のコンクリート製鉄道橋。
北海道斜里郡斜里町にありますが、1941年にこの路線は、太平洋戦争で建設が中断。
その2年前の1939年。非人間的環境下で過酷な肉体労働をさせられていた労働者が、11名も亡くなっています。
当時は太平洋戦争前ですが、物資も少なく少しでも量を増やすべく、遺体をコンクリートに入れたとも伝わっています。
さらにこの場所で人骨が発見されたこともあり、特殊なカメラを使った時には、無数の人骨が写ったともいわれています。霊を見たという人も多くあり、心霊現象のスポットとして有名です。
解体する業者もいないまま放置されていましたが、1998年には有形文化財にも登録。
地元の人からすると、北海道の歴史のなかでも代表的な負の遺産と呼ばれています。
登録有形文化財の刻印には、北海道開拓の人間扱いされなかった功労者たちへの、感謝と供養が含まれています。
当時は10連のアーチ橋だったそうですが、列車の走る雄姿を見たかったですね。
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