世羅別館の心霊現象も有名なものの一つです。TVの心霊番組でたびたび取り上げられるホテル(旅館)で、広島の原爆投下により、亡くなった方々の霊が出没するというところ。
地域的には原爆で数多くの人々が亡くなっています。世羅別館は以前は世羅旅館と呼ばれ、呉服屋だったものが戦後に旅館を始めたもの。修学旅行で使用する場合も多い施設です。
過去には滋賀県の草津市の小学生ら63人をはじめ、神戸市の小学生38人、東大阪市の小学生24人など、合計125人もの食中毒患者を出しています。
ここで気になるのは出没する幽霊は、死んだ時の思念や意識がずーと持続しているのかということ。死亡時の苦しみを変わらずに訴え続けているとすれば、あまりに酷く感じます。
一説によると、現世に幽霊がいる間は、その霊にとって時間は止まったままとされます。このような自縛霊の多くは、自分が死んだことに対して無自覚。なので同じ感覚を持続しているとされています。
あの原爆落下の感覚のままというのはひどい話ですが、自縛霊の場合、自分自身が死んだことを自覚すると霊界にいけるとされています。これは一般的にはいわゆる成仏。
苦しみから逃れて、早くそうなって欲しいものですね。
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