さしま少年自然の家というと、噂も多いのが心霊現象。都心から1時間30分ほどのところにあり、のどかな景色のところですが。
地元住民の間でも、この施設にまつわる心霊現象の噂は知れ渡っています。ここで実際に心霊現象的なことを感じたことがある、そんな人達がとても多いのに驚かされます。
そんな噂の原因とも言える話がこちら。
日本の戦前のまだ医学が発達していない頃のこと。当然ですが抗生物質などの薬は出回っていません。今の日本と比べ栄養状態も極端に悪く、流行り病で命を落とすことも多くあった時代です。
その頃猿島町にあった西南医療センター(現在は茨城西南医療センター)は、「さしま少年自然の家」のある場所に隔離病棟を設置。流行り病の患者を隔離したといいます。
さらに病棟の近くには火葬場も併設。流行り病により亡くなられた患者は、すぐに火葬にされたといいます。
戦後しばらくの間、「さしま少年自然の家」の場所では土地の使い手が現れませんでした。それもそのはず、隔離病棟の建物や火葬場がそのまま残っていたからです。
さらに亡くなった人々を慰霊する石碑や塚のほか、大照院というお寺の間にお墓もありました。薄気味悪く誰も使いたがらない土地というのが真相です。
現在は新たに自然の家のような公園となっていますが、作り替えた茨城県の担当者はそんな場所とは知らなかったようです。
自然公園に作り替える際、当時の石碑や塚、墓石などは別の場所に移動させました。もちろん供養はしてからのこと。
さしま少年自然の家で、心霊現象の噂が絶えないのはこういったことから。
火のないところに煙は立たない、そのままの話ですね。
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